鴛鴦呼蝉庵日乗

2007.12.13  覚え書き

本年中の復活は難しくなりました。新年からでも。

某所で書き込んだ覚え書きです。順不同で、適当に。

 

○教師は、自分の体験に依存して授業することが多い。
○他者の授業を見ることはあまりないので、サンクチュアリとして存在してしまう。
○自分の殻を破り、新しい展開を求めて拡大していくことが必要である。
○生徒の状況を見て判断し、教え方や発問や時間数などを工夫する。臨機応変な対応も必要。
○ことばの学習になっているか。実物の教育に偏ることはないか。
○教室を再現した空間ではないので(実際の教室とは設備・環境が異なるので)、これが授業の全てではない。
○生徒の学びを持ち得るのか。教師と学習者との関係性を再現できるのか。
○教育技術を支えるもの何であるか。
○教材研究史、実践史はどうなっているのか。
○静的な授業準備と、動的な授業展開との関係は実践できるのか。
○生徒の発達段階を考慮して展開できるのか。
○教材研究と学習者研究と授業法法研究、社会環境研究はどう生かされるのか。教師、生徒、教科書、環境という次元での整理。
○マイクロティーチングは模擬授業ではなく、あくまでもマイクロティーチングであり、過度の依存が生じていないか。
○教師は楽しく授業をしているか。
○聞く、話す、書く、読む、という言語活動が授業で展開できるのか。
○生徒はこの文章をどのように受け止めるのだろうか。
○ことばの学習になっているのか。
○教師は今までの自分の固定概念を崩して、新しい展開をすることができるか。

 

●国語教育の先人に学ぶ
一つの例です。
□倉澤栄吉の国語教育論
□大村はまの単元学習(総合的な調べ学習、話し合い学習)
□遠藤瑛子の単元学習(国語教育を通した生活学習)
□安居總子の単元学習(話し合い学習、漢文教材)
□西尾実の国語教育論
□増淵恒吉(高等学校での話し合い学習)
□野地潤家の国語教育研究
□田近洵一『国語教育問題史』
□浜本純逸『国語科教育論』
□世羅博昭の古典教育実践
□日本国語教育学会(毎年8月に大会がある)
□言語技術教育
□TOSS(法則化運動)
□日本作文の会
□日本文学協会
□児童言語研究会の一読総合法
□雑誌『教育科学国語教育』明治図書
□雑誌『月刊国語教育』東京法令
□雑誌『月刊国語教育研究』日本国語教育学会
□飛田多喜雄『国語教育方法論史』
□『文学教育基本論文集』
□教育心理学での児童の発達段階、読書の発達段階の成果
□国語の授業で扱うキーワードである教育基本語彙

 

「マルジャーナの知恵」の教材についての覚え書き  
○マルジャーナ自身は知恵と思っていたのか。他者から見て都合のよう解釈が加えられたに過ぎないのではないか。
○産業資本主義と商業資本主義は両者の融合もあるので、分類の基準はあいまいである。
○筆者の論点は正しいのか。例示は検証できるのか。生徒はクリティカルシンキングができるか。
○筆者の論点の範囲と順番はどのようになっていて、その意見に対してどう思うか。
○「マルジャーナの知恵」を学ぶのか、「マルジャーナの知恵」で何かを学ぶのか。
○今までの論説文の教え方でよいのだろうか。
○論説文の学習の3年間の系統性をどのように設定するか。
○教師が楽しく授業できる教材か。

「神様」の教材についての覚え書き  
○視点人物が「わたし」なので、すべてはわたしの主観によって描写されている。わたしが見ていない部分や興味のない部分が省略されているので、わたしからみたくまや子どもや大人はどうように描かれているか。
○語り手の語りの構造を読み解くことが出来るか。
○他の小説を自ら読んでいこうとする意欲を喚起できるか。
○「神様」を学ぶのか、「神様」で何かを学ぶのか。
○今までの小説の教え方でよいのだろうか。
○小説の学習の3年間の系統性をどのように設定するか。

[今日の記録]
睡眠時間:8:00就寝、12:00起床、4:00時間。
天気:雨
最高気温:10度

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