2002.12.10 誤解
 ちょっとしたことから誤解が生じることはよくあります。言葉は完全に気持ちを表すことができないから、誤解を生じます。そのために、言葉を多く使います。その言葉を多く使っていくうちに、ニュアンスが変わることがあります。言葉が多すぎると、自分の気持ちとかけ離れるのです。かけはなれると相手に伝わるニュアンスが変わります。それでまた、説明するために言葉を使いますが、それがどんどん離れてしまうのです。離れてしまうこと、それを別段気にすることはないのですが、相手との修復を考えるなら話す必要があります。その繰り返しなのです。そして言葉の溝はいつまでたっても消えないのです。それはしかたないことで、それはそうなる必然だったので、しかし、それをそのまま過去にすることはなかなかできません。なんとか修復しようと試みる。うまくいくといいのですが、うまくいく試しがない。だから、いつでも人は心に何か伝えきれない思いを持って生きているのでしょう。
 先日の学会の懇親会でも、田近先生から、「黒川君の話だって、一部を取り上げたら」というような事を言われました。まあ、私の発言ですから、そういうこともあるでしょう。なかなか田近先生も思いやりがあります。もちろん、その時のちょっと楽しそうな笑顔は忘れませんが。

 さすがに今日は寒かったですね。外に面していて建物の中にいましたから、足がかなり冷えてしまい、風邪気味です。冬になると乾燥肌で指が割れてきます。ちょっとした繊維でも指の割れたところがはさまってしまいます。こうゆう寒いときは、空がきれいですから、景色など楽しむ時間があれば一番いいでしょう。でも、あいかわらず、就寝時間か遅く、昨日はついに4時半に就寝。今日は再び、QPコーワゴールドに頼ってしまいました。最初は都合がいいけど、午後になるとガクッとします。なかなか薬は怖いですね。いいときはいいけど、薬か切れると大変です。

 橋本暢夫先生からレジュメをいただきました。ありがたいことです。まだ読む時間ありませんが、明日までの仕事が終わったらすぐ読もうと思います。

本日購入の書籍。
高森邦明『大正昭和初期における生活表現の綴り方の研究』高文堂出版社
 高森先生の博士論文がついに発刊されました。まだ読んでいませが、東京高等師範付属小学校の実践をまとめたものです。こういう本が出ると、研究の励みになります。ありがたいことです。

 寒くてついに防寒用靴下を履いてますが、それでも寒さは足を絡めてきます。

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