2003.01.12 空間
 自分が座る位置があって、そこに人が座ると気分が悪いということがあります。自分の部屋、職場、食堂、映画館、電車のシート。いろいろな場所で好みの所があるでしょう。駅のホームもそうです。電車を待つときにその場所でないと落ち着かないところ。その位置を占める空間。それは、なぜか。自分の存在価値ではないかと思います。存在価値、存在理由ということはたびだび話題にしますが、存在価値は、自分の生き方にもかかわります。したいこと、しかし能力はないと思いこむ。それで、あきらめる。でも、あきらめるのはつらいことです。一縷の望みに託してみたいという気持ちはあります。
 肯定的に考えることができれば、それは一番いいこと。そのためにがんばってきた人など、他人の生き様は参考になります。偉人伝というものを読むのは、その生き様を学ぶことだと思います。その通りの生き方はできないにしても、がんばろうという気持ちを起こす。それは、NHKの「プロジェクトX」などの番組で典型的に現れているものだと思います。
 以前はよく「やればできる」という言葉を使いました。もう何年もその言葉を使っていなかったのですが、そろそろその言葉の力を使うときだと思います。

 風邪のせいか、むくみが出てきました。水分の取り方がうまくいかないのかもしれませんね。今日はなかなか進みませんでした。明日は仕事です。時間ばかり過ぎていきます。明日は目標をきちんと設定して、やるべきことをやろうと思います。目標とスケジュール、それもゆるやかな。そう、無理のないスケジュールです。思いをなくさず、思いを続ける。それが大切であると昨日気づいて、今朝は比較的に前向きになりつつありました。実行力の低下が全ての原因かもしれません。

 弱気は悪ではありません。謙虚も悪ではありません。それでいいのです。ただその中で生きているのが人間です。

「書斎」公開。パソコンの前の1/2畳。だが、この空間は「宇宙」に等しい、情報の宝庫。押入の中は、書類とCDとパソコンソフトが入っている。あぐら用の椅子が使いやすい。本はこの写真の左側に延々と続く。地震があると一部崩れることがあるが、意外と崩れることはまずない。パソコン本体はセキュリティの関係で、未公開。手前から入るが、その間隔は約15センチ。この狭い空間が一番使いやすい。疲れると、後ろの本が背もたれ、いや枕にもなるすぐれもの。

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