鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.12.02  爪   
 

 右足の親指の爪に異変があったのは、最近で、ちょっとした動作で痛みを感じて、これは巻き爪のような感覚だと思い、見てみると、すこし爪がくいこんでいました。しかし、こんな痛みはないと思い、見てみると、爪で挟まれたようになって、外側がはれていたのです。歩く分にはいいのですが、いや、そういう不便が問題ではなくて、大体の場合は痛くないのに、忘れたころに痛みを感じる点です。
 痛いという覚悟があると、別段堪えられるのですが、覚悟がないところで、痛みがあると、不意をつかれて、痛みが増したような気がします。
 で、痛み自体には覚悟があっても、なくてもかわらないかもしれません。ただ、精神的なものから、血流が抑えられたり、力んだりして、覚悟することで身体的な影響はあるのでしょうけど、痛いこと自体にそんなに変化があるとは思えません。
 そうなると、痛み自体は代わりがないのに、覚悟や不意で痛みが変わってしまうことから、痛み自体は精神的なものが大きくかかわっていることになります。
 よくテニスをする人が腰痛なのに、テニスをしているときは、痛くないということを聞きます。好きなことをしていると、痛みが和らいでいる感覚ですが、好きでもないことをしていると、思いものを持ったりとかすると、痛みが増したような気になります。
 これが痛みとは精神的なものが加わる、あるいは関与するという理由です。
 しかし、病をすべて精神的なものにするのは間違いです。痛みがあるということは、どこかが病気なわけですから、精神的なものだけとは限りません。その病自体を克服しないことには、前進しません。痛みは身体的な病であり、そしてその痛みを強めたり和らいだりするのには、精神的に関わることがある、というのが正しいのでしょう。

 この爪の痛み、実は、左足の人差し指が外側に曲がって、薬指を圧迫して、爪に痛みが出ています。どうもサンダルがよくないようで、それが原因かもしれません。サンダルを履くのは好きではないのですが、足が圧迫されるのがいやで、履いています。今年は足の爪で2度ほど苦労しましたから、先が思いやられます。

 5:20就寝、7:00起床。1:40睡眠。


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