鴛鴦呼蝉庵日乗
2006.1.5  本の処分

 本の移設作業で朝から晩まで、暖房のないところにいたのですが、さすがに今日の寒さは身にしみて、手足がかじかみながら、作業終了。なんとか日曜日には移設が終わる予定なのですが、現時点でダンボール40箱。残り20箱で終わるか。岩波文庫の千字文、最近の復刊ではない版ですが、古本屋で1,000円程度。でも、一括処分するので、その当たりのチェーン店に売却することに。5円か1円となるでしょう。とりあえず売りに行く本は、第一陣が蜜柑箱で10箱。第二陣は15箱程度になる予定。そのうち、蜜柑箱に詰め込んだ文庫本は、10箱程度。いままで岩波文庫の黄色はほぼすべて集めていましたが、スペースの関係で処分する予定。しかし、明日になると、また迷うかも知れません。ただ持っていても使わないのは事実。
  一つの理由がネット社会になって、オンラインでテキストを公開する動きがあることです。古典大系レベルの本はテキスト版があるので、特に文庫本に頼ることも必要ではないですし、ほとんどの場合は、テキスト処理するので、テキスト版の方が便利です。国歌大観レベルの歌なら、オンラインで探せますので。
  ただ、それに含まれないものがあるので、解説など、そのために文庫本を保存するということもあります。それゆえ思案しそうですが、所蔵には限りがあるので、処分の方向に。なお、蜜柑箱20箱といいつつも、空間があるので、およそ、押し入れの下の段すべてに本があって、それを処分すると思えばかわりやすいでしょう。なお、この場合の押し入れとは、ふすま2枚分の幅のものです。来週には移設して、ゴミの処分も。
  ゴミの処分の多くは写真と書道関係でした。乾燥機など。バライタ紙の乾燥機や現像液のボトル、その他です。ネガなどは保存しておく予定。子どもの頃の書道の賞状も出てきて、一切処分。それと、半紙や条幅など。高級品ではないと、日焼けが進行してしまい、あまりよく枯れた状態になっていません。書道の紙は一年ぐらい枯らさないと、墨の色がきれいに出ないのですが、10年近く枯れるとひときわいい色になるのですが、日焼けは禁物です。
  長年溜めてきた作品分析の資料も「山月記」以外は処分。「舞姫」とかはかなり文献のコピーがあるのですが、すでに時代は変わりつつあるというのが現実。
  ただ、一番うれしかったのが、「かくかい」の資料が多数出てきたことです。それと、「四人展」の写真も。いずれ順を追ってアップします。85年、87年の展覧会の写真も出てきて懐かしさにあふれています。

 しかし、寒い中にいたので、風邪を引きました。頭痛とめまいと、いろいろと。果たして作業は終わるのか、実は心配だったりします。

001
その昔に作成した卒展の案内状。これと目録を同じ大きさにして、目録に案内状をはさめようにしました。「ギャラリー」に目録を掲載中。

[今日の記録]
睡眠時間:4:30就寝、7:00起床、2:30時間。
天気:晴れ
最高気温:5度

前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 1997-2006,Kurokawa Takahiro All rights reserved.
  かくかい