鴛鴦呼蝉庵日乗
2001.9.24 布団干し
   昨日は、表に出かけましたので、今日は家で過ごしました。久しぶりに布団を干し、丹前を干し、いつもはしない洗濯をして、一日家事仕事でした。ただ、昨日の外出の時に、風邪を引いている人がそばにいて、その人のせきを浴びてしまい、困ったのですが、なんとかそれでも乗り切れると思ったら大間違いで、今日の朝になって、頭痛、腹痛、発熱と苦しみました。そこで、布団を干して消毒し、夕方にはその暖かい布団に入って汗を出すべく数時間の睡眠を取りましたが、どうも熱が出ませんでした。今、仕事をしようとしたら汗が出始めましたので、少しあぶない様子です。
 風邪を引くということは、ウィルスなのですが、しかし、体が発熱してゆるむことを望んでいるという証拠だと思っています。それゆえ、風邪を引いたら寝ることにしてします。しかし、明日は仕事がきついので、さきほど風邪薬を飲んでしまいました。風邪薬は飲みたくないのですが、飲んでしまい、ちょっと肝臓が苦しい感じがしています。もちろん、気のせいですが。
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 それでも気分は近日になくよく、もともとプラス思考だと思っていましたが、いろいろ悩みますと鬱的になりまして、そうなると手も付けられなくなりますが、ここ数日はいろいろ楽しいことがあって、楽に過ごしています。同年代の三姉妹や、若い三姉妹、若い姉妹の影響で、いろいろ考えていて、それぞれの成長が楽しみであります。
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 私がアパート住まいを最初にしたときは、いろいろ工夫して、自分なりの生活をしましたが、かなりストイックだったと思います。買いたい物はほとんど買わずにがまんしていました。今はその反動で、買いたい物を順にそろえていて、今欲しいものは少ししか有りません。購買意欲を高めには、我慢することです。しかし、揃ってしまうと買いたいものはないでしょう。それゆえ、今の日本の経済もほとんど購買できてしまっている、いわば飽和状態にあるわけですから、経済がうわ向きになるわけはありません。そして、賃金も上昇しないのでしたら、買うこともためらいます。それゆえ、低成長安定経済を目指すべきでしょう。
 コンピュータの世界ももう飽和になってきます。そうなると、ハードではなく、コンテンツの世界となります。中身をどうするか、数値で判断したものから、いかに「よい気分でいられるか」ということに注目されます。食に関しても、安全などの面もありますが、「おいしい」という精神的なものを求める様になるでしょう。心理的なものはどんどん必要とされます。
 そのためにも、自分を肯定的に捉えらるか、そこにかかってるでしょう。否定的に考えられる時代に自分の肯定的な面をみることができるか、そのための支援方法が必要です。
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 いい面があってもそれを見ることかできないでいると、落ち込みます。いい面があることに気づくこと、それは純粋に信用している人からの評価です。その評価は心から信頼できることばで伝えられます。ことばは信頼できる人同士にとっては信用できる内容です。その信頼はことばと行動によって、つちかわれます。長い時間をかけて、お互いのことを話し合い、そして信頼できる行動、思いやりそれが人間関係を作るものです。
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 先日、窓の向こうにやもりがいました。以前、道にいたやもりを見て、車にひかれないように、つかんだところ、首をうしろに回して指にかみついてきました。小さな歯で抵抗するのですが、なかなかそれがおもしろく、やもりの生命を感じました。そのやもりは冬はどうしているでしょうか。これから寒くなるので、どうなのか、心配です。

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