2002.12.02 やる気
 突然の雨が冷気を誘い、ふるえと縮こまりを与えています。
 やる気を出すにはどうしたらいかか、そういう相談を連日受けています。すぐに効果のある答えはありません。しかし、何もしないではやる気は出ません。やる気が出るまで待つことはできても、いつ出るかわかりません。一番いいのは強制です。強制的に実行させる。その内にいやでもそれをやらなくてはなりませんから、いつの間にか力が付いているということになります。強制とは一番の特効薬です。
 しかし、強制することの安楽に浸ることは、自分の個性をなくすことです。自分の個性を守るためにも強制ではなく、自立してやる気を出すこと、自分でやること、やり出すこと、それが必要だと思います。そのためには、やる気に出ない理由を考え、その原因がわかればそれを取り除き、状況証拠でも間接的に理由らしきものがあれば、その対応をすればいいのです。しかし、それもない場合は、毎日のスケジュールでやること、すべきことに向かうことです。向かわずして何も生まれない。
 もちろん、私もそういうやる気のない、いや、やりたいことがあっても、できない、時間的にも能力的にもとう状況はよくありますし、今もそうでしょう。だからこそ、何かしたいのですが、いろいろにたまった仕事に精一杯で自分のこともできていません。難しい問題です。自分を探していくこと、自分のよさを認めていくこと。それがやる気を出す方法としては一番良いと思います。

 デスクトップ画像を秋にしてからちょっと目が散ります。

 目の疲れがあったので、キューピーコーワゴールドiを服用しましたが、やはり予想通り、薬が切れると一挙に疲れが出ます。薬が効いているときは、血流もいいのですが、切れると四十肩も痛み出し、目の疲れもたまってきます。それゆえ今までも栄養剤は服用しなかったのですが、ここ一番というときは飲んでいました。リバウンドというか、反作用が怖いですね。おいしいものを食べた後で、食べるもの全てがあまりおいしくなく感じてしまうことと同じかもしれません。

 作用反作用の法則は世の常です。その常なるもので人間が動かされているのでしょう。敵がいれば味方もいれる。仲がいい人もいれば、嫌悪の対象もいる。共通の趣味の人もいれば、無関心の人もいる。そういう相対的な対になる、いわば仮想的な反対概念を持つことがあります。それは楽だからです。敵がいれば攻撃対象になります。その攻撃に力を注ぐことで、楽になるからです。しかしそれは相対的な自分の意識が作り出した概念です。その概念の操作は自分で作り上げたために、自己批判しにくいものです。自己批判するには、他人との強烈な体験が必要です。その体験とは何かは定かではありません。ただ、その人にとっての相対的な強烈な体験です。価値観を変えるような強烈な。しかし、それは予想不可能ですから、いつ起こるかわかりません。いつか。どこかで。

 急いでしなければならないことがたくさんあって手が足りません。多くの人に迷惑をかけていて、申し訳なく、能力不足を感じます。紀要編集もあと一息。かなり遅れてしまいました。

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