2003.02.10 逆転

 自分のために、有利働くようにと、誰かに自分為に動いて欲しいから、自分のいいように、伝える。それも、だれよりも先に情報を入れることで、他人からの意見を拒否していく。人間は最初に入った情報を信じやすいので、後からの情報は懐疑的になります。それゆえ、感情として情報を判断していく。そのことの意味が何であるか、きっと発言した人は自分に有利になっていると意図して発言するのですが、しかし、同情を引こうとして自分に有利な発言をすると、最初は新しい情報ゆえに、信じていきますが、現実となって感情がおだやかになると、その発言の意味がなにであるかは、聞き手にとって意味のないものとなります。つまり、感情としてのイベントになってしまうのです。
 一つの騒動が終わるとき、どのようにして発言が聞き手にとって不利になったか。それは、如何様にも感じられるものです。当事者はもちろん、いろいろな人は、聞いているときには同情を示しますが、その実、心の中では冷ややかに見ている場合があります。信頼関係とは、ほとんどの場合、信頼していないけど、有利だから使ってるという意識ではないでしょうか。だから、本当の信頼関係は相手が何をしてもそれを受け入れられるだけの許容量があることになります。だから、ほんのわずかな関係においての信頼関係とは言葉の綾にすぎないでしょう。
 かといって、わずかな、あるいは一日のうちに少ししか関わらないからといって、信頼がないというわけではありません。めったに話さなくても、信頼できる人はいます。いざという時に動けるかどうかですが、そこには常時気脈の通じる何かがあるのです。それは何かは、感情だから不明なのです。

 あまりにもスケジュールをいっぱい入れてしまったので、いくつかアポイントしていたのに会えませんでした。それにしても今日は忙しいというよりも、問い合わせの多い一日でした。人についてちょっと考えてしまいました。


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