鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.02.12 話し合い

 他人との間で、一番理解し合えるのは、ことばです。ことばで相手と自分との違いを理解すること、それから始まります。特に、嫌悪やけんかするのは、相手への期待があるからで、その期待通りにならないから、嫌悪するし、期待してけんかしてしまいます。それをどうにかするには、話し合いが一番でしょう。話し合うこと、そこから始まります。話し合わないことは無視のように見えますがそうではなく、話し合うチャンスを待っているのです。でも、話し合うタイミングは難しいのです。感情的に興奮している時は、話し合いは無意味です。だから、話し合うためには、突出する感情を出してから話し合う必要があります。そのためには、一時的にも敵に、あるいは憎悪の対象にしないといけません。それで冷静になって話し合えればいいのです。ただ、それが長いこともあります。理解されないまま、長い年月が立ちます。でも、それでいつかきっと、話して理解していけばいいでしょう。もっとも理解されなくても時は過ぎゆきますから。

 ZIGGYのベストを聴きました。なかなかいいですね。もう少し時間をかけて聴いてみます。

本日購入の書籍。
東松照明「桜」ブレーンセンター
 東松照明は奈良原一高についで、私の好きな写真家で、日芸の学園祭で、レクチャーを聴いたことがあります。「太陽の鉛筆」の頃です。あのとき、高校の先輩が、「地元の人に同化して写真を撮るのか、それとも、よそ者として写真を撮るか」との質問をしました。そのときに東松照明は、「同化しては写真をとれないですよ。よそ者として撮るからこそ、写真になる、というようなことを言った記憶があります。そのとき、写真とは主観による映像表現だから、素材でなくて、視点なんだとわかったのでした。さすがに東松照明の写真は冴えています。Ansel Adams 、奈良原一高、東松照明、沢渡朔、その他おおぜい。昔はすらすら写真家の名前が出たのに、今はたどっています。さすがに写真から遠ざかって20年。忘れてしまいます。渡辺義雄と話したとき、三木淳の話、林忠彦の説明、楽しかった時のことが思い出されます。また、いずれ。

 ページの色を変えました。web用の基本色にしたのです。少し明るくなりましたが、この方がよかったかもしれません。ここ数回は試行錯誤して、文字の間隔を変えました。それと、今日から幅を90%にしてみます。はたして、それがいいのかはわかりませんが。なぜなら、アップしたら読まないといういいかげんな主義なので。

 考えがまとまらない時が続きます。何かしないと、次に進めませんから、まず何かしないと。息抜きに、赤福でも食べますか。あさって買いに行きますか。


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