鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.03.19 自分の庭

 自分の庭といっても、家のことではなくて、テリトリーのことです。自分の範疇のことです。今日は、用事があって図書館へ。なぜか近づくにつれて、ふと感傷的な気分になりました。本の世界は私の世界。知識は自分を豊かにします。その知識も、知識を説明したものでは不十分で、第一次資料にさわることで、実際の世界が見えてきたりします。自分の世界を、自分の範囲で、知ること。そしてその範囲を少しずつ広げること、広げた世界を複合的に判断していくこと、それが目指すこと。一つ一つ、自分の庭に木を植えて、一年後に花を咲かせること、それまでは、庭の整備です。

 会議というのは、討議があってこそ、会議ですが、報告事項のみという会議もあります。たぶんそれは報告することで知識として読み取ることで、いつかそれを使うための準備段階です。そういう会議は集中力が欠けてしまうので、だれる危険性があります。用心しないと抜けてしまいます。

白梅の白はきれいに出すのが難しいようです。きれいな周辺のぼかしを利用すると映えるようです。

  いろいろ考えたことも、十一時を過ぎると忘れてしまいます。記録することを考えようと思います。


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