鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.05.29  夏日

 見ました、「火山高」。韓国の映画では、なかなかのエンターテイメントですね。ワイヤーアクションが多くて、香港映画や「マトリックス」のような感覚もありますが、それでいて、学園ものという教師と生徒の対決の図式、いわば古典的な動きなのですが、おもしろく描かれていました。儒教思想の国だからこそできる映画ですね。技術的にも高く、1年かけて作ったというだけあります。もう少し長く、じっくり描いてもよかったかと思いますね。少々もったいない。細かいところもCGで描いているので、二度見るといいでしょう。

 よく見るといえば、なんどもここで紹介している「Love Letter」。男の藤井樹が隣のクラスの女子から告白されて、それで怒って図書室から出るとき、パンと本を置くのですが、その本が「エクソシスト」。こういう小道具がなんとも言えず楽しいですね。「花とアリス」でも、駅の名前が凝っています。

 昨日の就寝時間4:00、起床は遅くて11:00。7:00という驚異の睡眠時間。ところが、何度かうつらうつらして目が覚めたり、寝たりとの繰り返しで、起きたら全身がだるくて、結局リフレッシュにならず。むしろ、いつもの睡眠不足の方が健康的でした。風邪なのでしょうか、症状はないのにこのだるさ。暑さのせいもあるかもしれません。日中、用事があって外出したら紫外線の強いこと。紫外線には弱いので、なみだがでてにらみ顔になります。この時期は紫外線が強いので、外出は困りますが、かといってサングラスをかけるわけにもいきません。サングラスは持っているのですが、徒歩で使うと周りに影響を与えそうで、気が引けます。

 ときたまここに書いて、不安になるときがあって、それは読んで不快になる人です。そういう場合は見なければよいという論理もあるですが、身近な人が不快になるとこれは困りもの。そうなると、書く内容もつい、気を使ってしまいますから、表現に制限をかけてしまう。ただ、そうは言っても、書き続けていくことに価値があると思っているので、やめることはないですね。ただ気になるだけ。それも時間が解決していきます。記憶が薄れるからでしょう。記憶については、またそのうち。

 猫の叫び声が頻繁になって、気にしないでいるのですが、でもちょっとうるさいといえばうるさいですね。それよりも鶯が遠くになってしまったのが気になります。どこへ行くのか、帰ってきてくれるのか、いろいろ考えてしまいます。

 本日購入の書籍。
『野地潤家著作選集』明治図書
 13万円を高いという人がいましたが、研究の中身を考えると、その金額は安いですよ。古本で全部の原典を集めると、その金額を超えますから。でも現金では払えないので、分割払いとなります。販売の日本教育開発に尋ねたら、残りあとわずかとか。早稲田の図書館に入っていないので、明日購入願いを出します。
 その他、渓水社からいくつか購入しましたが省略。もちろん、古本の場合は省略していますが、ここの掲載する以外にかなりの金額を買ってますね。今月は。古書だけで10万を超えてますね。まずいな、このままでは限りなく借金が増え続ける。まちがいなく、今死んだら借金のみです(笑)。


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