鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.06.02  個を見つめる

 昨日の午後、ふと目の前に無視のような黒い影が横切りました。条件反射的に手のひらを指しだして、握ると、果たしてそこには血の跡が。蚊に刺されました。蚊に刺される時は、かゆくても我慢します。我慢すれば、腫れは早く引いていきます。忍耐が必要です。でも、早く治るので我慢します。蚊に刺されやすい体質なので、しかたないのですが、夏はつらいですね。特に山野では虫除けがないと刺され放題となります。高校の時に箕面の勝尾寺に泊まったとき、70カ所も蚊に刺されました。たぶん、そのうち半分はダニだっかもしれません。でも、30カ所以上の蚊に刺されたのは参りましたが、それでも掻かないで我慢して、数日で治したことがあります。

 郵便受にチラシがよく入りますが、入ったままで取り除きません。次に来た人が自分のチラシが入っているのを見たらどう思うか。どうして、必要のないゴミが入っているのか疑問だからです。で、久しぶりに郵便受けを掃除したら、チラシの間に葉書が。それも日付が5月4日。季節の挨拶で、狭山の新茶がおいしい季節になりましたかというご挨拶。いやー、そういうしゃれた人からの葉書なら返事を出したものを、今になってはどうしようもありません。郵便受はどうにか工夫しないといけませんね。そのうち、返事を出します。一ヶ月遅れの。

 個の問題を追及する姿勢から、真実は見えてくると思います。象徴的なことばで置き換えてしまうと、個の問題は埋没してしまいます。金井直の「木琴」を読んで、平和を願う、戦争反対という意見を出した人がいました。それはそれで意見として尊重するのですが、しかし、肉親である妹を亡くしてしまったという個の世界はどうなってしまうのか。抽象的な問題で、個の問題を隠していくか。個はいつも埋没してしまうからこそ、個の問題を捉えていかないと個性もなくなりますし、個の尊厳もなくなります。個の成長過程、生育過程を大事にしてこそ、人間性という語を使えると思います。
 最近はどんどん抽象的な語で置き換えてしまうことが多いからこそ、個の問題を追究していくべきではないでしょうか。
 それを訴えるのにどうも伝わらないのは、説明不足でした。たとえば、学校で教室に入る時、「教室には行って靴を履き替え」「教室に入ると友だちが朝食を食べていた」と書いたとします。それは極めて抽象的なのです。本当なら、「教室に入る。ロッカーに向かう。ロッカーを開ける。ロッカーの中の本を見て、そして下の上履きを見る。上履きをつかむ。床に置く。靴を脱ぐ。脱いだ足を上履きに差し入れる。」この一連の作業が「靴を履き替える」ことなのです。この一連の行動を「履き替え」という抽象的な言葉で置き換えたのです。だから、置き換えは、個の問題を捨象してしまいます。「朝食を食べる」もそうですね。ではこの場合はどのような個の問題があるか、ここでは説明をやめておきましょう。
 この個の問題をもっと掘り下げないと、ことばの本質に向かえないと思います。そのためにちょっと工夫してがんばりたいと思います。

 これを読んでいる人、2人からコメントをいただきました。一人が久しぶりに会った藤波さん。元気でした。藤波さんは酒井さんからここを知ったとか。もっといるのでしょうね。ここを探した、昔なじみが。まだまだ健在です。一応ね。
   藤波さんの名前を出しましたが、一応この日乗では未成年は名を出さず、成人した人は実名で出すこにしています。特に問題がなければ。
 なお、昔なじみの皆さん、今年で国表は終わります。

 さて、今なじみ(?)もここでの「(笑)」の表示はない方がいいと。文体的な会わないというのですが。それで、いつから私が「(笑)」の表記を使ったを調べたら、1996年からでしたね。まだ7年。もともとオンラインに参加したのが遅かったので、その年でした。もっと早くに参加したいと思っていたのですが、パソコンや通信速度を考えると、まだまだという意識がありました。
 パソコン自体は使い始めたのが、昭和52年の富士通FM-8。これは兄が買いました。なんと、約30万円もして当時買ったのです。それで、最初は「ラ製」などのコードを入れて、発刊当初の「ASCII」のコードも参照。その当時はパロディ版の「ASCII」があって、名前が「A!SCII」というもの。そこにはワンラインプログラムがあって、一行で動くプログラムというのがあったのです。ベーシックは;を加えると連続してコードを書くことができました。
 そしてF-BASICを覚えて、ゲームを作成したり、簡単なデータベースも作成しました。ワープロは作れませんでしたが、ドットプリンタの行送りを1/2にして漢字を印刷する技術を知りました。昭和56年にはワープロとして使ってました。もちろん、記録媒体はカセットテープです。そのころはオンラインがないので、雑誌で情報を仕入れてました。
 その後、昭和60年にNECのPC9801を初めて使いました。まだ8インチフロッピーの頃でしたね。そこからDISKによるN88BASICを覚えました。それからプログラムを次々に作成して、8bitから16bitへ。いつか32bitになったらパソコンを買い、そしてオンラインに参加しようと考えていました。ただ、パソコン自体がまだまだ不満足でしたので、やめていましたが、Windows3.1になってやっとパソコン通信を開始。その後、Windows98になったときにパソコンを購入して、16bitから32bitになってプログラム開発を促進。パソコン通信にも加入。インターネットにも加入と次から次へと進展。そして今年は光ファイバー通信へ意向予定。
 で、本題で、パソコン通信に加入した1996年頃のメールや電子会議室では「(笑)」の表記がありましたね。それゆえ、歴史はあるのです。一応。ただ、本来的な「(笑)」とは違って、私の場合は、照れや事前の防御の意味もあって使いますね。
 結論として、使うか使わないか、そのときに考える予定です。使わざるを得ないときもありますからね。

 『システム英単語』を借りてきました。なかなかいい本ですね。これでプリント作成予定。ただこの本の赤い下敷き、赤文字が透けて見えてしまいますね。

 写真、久しぶりにやってみようという意識が。やってみようというのは、自分でなくて、人に教えること。24年ぶりか。私のもっている写真についての考えを伝えられるチャンスですね。ちょっと本気出して伝授しようかと思います。相手がその気なら。

 駄洒落とリフレインする音楽について考えたのですが、今日は打ち止め。

 がんばっている人を応援するために、叱ってみようかと。今月は悪役も演じます。

 そうそう、睡眠時間。4:30就寝の7:10起床。2:40睡眠。昼寝なし。やればできますね。ただ、少し疲れましたので、今週はどこかでゆっくり睡眠をとるつもりです。今日はこれからプリント作成。夜は長いので。残された時間は少ないから、寸暇を惜しむのです。


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