鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.06.11  再び鶯の声

 4:30就寝、起床7:00。2:30睡眠時間。それでも入浴したのが3:00なので、今までになく早い時間に寝る体制を取りました。ワイシャツのアイロンがけに手間取り、結局寝るのがこの時間に。

 個人の動きがわかるように書くというのは難しいですね。よく観察しないと書けませんから。それでも、書くことで、いろいろ自分の考えていることが見えてくればいいのです。そして書くことが、つまり、自分が好きになること、そこに現在での書くことの意義があるかもしれません。

 親子、特に母娘のけんかというのは、深いようで、愛情にあふれています。そんなことを先週の土曜日に聞いて、月曜日には兄弟けんかの台詞を聞くのですが、実はその裏には親子の愛情がありました。そういうやさしさを見ると、ああ、人間もまだ捨てた者ではないなと思います。

 意識することは、相手にすること。意識しないことは相手にしないこと。その繰り返しがいつも残るのです。今まで甘えていた人は、窮地に立ちます。だからこそ、今のがんばりが必要。それが見えていない人は、甘えすぎてしまいます。その怖さを知るには時間がかかります。そういう人を見ていると、どうにかがんばって欲しいと思いますね。自分でその状況から抜けないといけませんからね。

 詩を読みました。194編。poesieはなかなかおもしろいですね。詩は感覚だから、感覚で受け取るのか大切。決して論理ではないのです。だから、真意が出る。あるいは虚構ができる。そういう楽しみがありますね。

 今日は仕事が長引いて、先ほどもプリント作り。あとは一言コメントの200枚。どうしてこんなに時間がかかっているのか。分刻みで会議を乗り越えたのに、一向に仕事がはかどりません。そんなものでしょうね。あきらめず少しずつがんばればなんとかなるでしょう。

 沖縄の村上先生から連絡がありました。学会準備が順調とのこと。ほっと安堵しています。甲斐先生と研究について意見交換。相手の意見を受け止めて、その上に乗せて自分の意見を持ってくる人はすごいですね。そういう人と話をすると、こちらも頭を使い、どんどん伸びていく気がします。自分を伸ばすというのは、相手次第ですね。

 Skysinkのデモを見学。いいできです。このソフトは売れるでしょうね。教育機関ではこのようなソフトは有効でしょう。いくつかアドバイスを営業の人に伝えておきました。それはメッセージをフックするときにスレッドの状態を検証しつつ、スレッド監視を強化して、メモリリークについても監視していくこと。それと例外ハンドラを随所に入れることですね。あまり入れすぎると遅くなりますが、ある程度は強化していく必要がありますね。

 本日購入の本。
○湯浅邦弘編『懐徳堂事典』大阪大学出版会
○子安宣邦『漢字論』岩波書店
 懐徳堂には興味があって、一時調べました。いつかまとめてみたいテーマが懐徳堂にあります。いずれ調査再開してみようと思います。

 今日も、一言コメントの連続ですので、夜明けまでかかります。日中いろいろ思いつくことがあったのですが、これまで。


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