鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.06.13  湿気

 5:00就寝、7:25起床。2:25睡眠時間。そうです、寝坊です。7:25に起きて、7:48には家を出ました。23分ですべて完了。でも急がず、朝食などを抜いただけ。あわただしい朝でした。月曜日と金曜日が一番あわただしいですね。

 雨が多くなりました。雨が多いと困るのが、本です。本のページが波打つことが多くなります。本を重ねているので、波打つと本の厚さが増してきます。それゆえ、積んでいる本の高さもひときわ高くなります。それゆえ、収納に困るのですね。もっとも積んでいるわけですから、収納しているわけではありません。
 では押入に何を収納しているかというと、それはパソコンソフトのCD-ROMや音楽CD。それに研究文献のコピーです。コピーは高さ60cmぐらいの山が6つほどですか、もっとあるのですが、今は見えません。ただ、どこにどのコピーがあるかはわかってしまうのというのが、我ながら恐ろしい。
 野地先生は何万冊という本を買いました。そのほとんどを読んだのですかと尋ねられるそうです。この前の学会でうがかいましたら、「いや、研究読みというのがあるのですよ」と教えて下さいました。なるほど、そうなのですね。私もすべては読みません。必要なところだけを読んだら、それで終わりです。でも捨てられません。性分ですね。

 何かをしている人がいて、それを何もしていない人が批判するという構図があります。行動している人は、それが他人への迷惑でないかぎり、その力はすごいことです。特に正当な手順でやってるのに、それを批判するというのは、困ります。ただ、それが他者への攻撃や破壊が伴うものであれば別ですが。法律内での表現の自由を尊重すること、それが基本的な姿勢です。ただ、それを見ることや内面で考えること、それ自体はいいことなのです。有る意味では、表現は虚構だからですね。
 こう書くと、誰か特定の人を想定しているように思えますが、そうではなくて、表現を考える時にどうしてもつきまとう問題です。

 なんでこんなに暑いのかと、寝付かれない人が多いでしょうね。ふと、大学の9階からみた景色は、秋とまがうばかりの青い空と遠くたなびく雲の上に頭を出した富士山。事務所の帰りに空を仰ぐと、新校舎建築現場のクレーンにかかる月。梅雨はどこへ行ったのかと、この陽気に驚きです。

 金曜日は研究会ですが、6時より9時まで。今日は延長して10時まで。それから打ち合わせをして、結局11時に終了。11時半ごろ夕食。冷やしうどん。帰宅は午前0時過ぎ。それから郵便物をみて、メールチェックをして、ソフトのバージョンアップをして、それでこれを書いています。今日は、かなりハイスピードでした。
 このあとは金曜日ですから、MLを送信して、甲斐先生へ返信をして、一行添削を80枚やって就寝予定。本日は4時には寝る予定です。今日の帰り、背中が凝って、どうも具合が悪いので、慎重に対応予定。あくまでもつまりですが。

 笑顔は人の心をなごませるものです。かといって私の場合はいつも仏頂面をしているのですが、それは何か考えているときか、あるいは何も考えていないときですね。楽しいことを考えていればいいのですが、そうもいきません。いろいろなことが溜まっていて、一つ一つ処理しないと進みません。今日はかなりはかどったのですが。
 いつまでこの調子が続くかですね。去年のように全てがだめな時もありますから。そういうときは回復が大変ですしね。

 INSPiについて尋ねられました。ミスマッチなのか。RAG FAIRの方がメジャーだからでしょうかね。でも、S.O.Sのことまではつながっている意識があることは、伝えられませんでしたが。もっとも、一番気になるのは、S.O.Sでもなくて、実はP.P.Mだったりします。その延長にあるからこそ、P.P.Mのよさ、価値、意義を考えるのです。

 明日は井上尚美先生のメディア研究会があります。中村敦雄先生という後継者がいて、井上先生もさぞ、これからが活躍の時でしょう。『日本文学』が届きました。一週間は早いものですね。ちょっとがんばったらあっという間にもう週末です。

 今日は、支払いを全てすませました。借金も少しだけ返済。微々たるものですが。


前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2003,Kurokawa Takahiro All rights reserved.