鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.07.30  夜の蝉

 数週間前からのなのですが、夜明け前に蝉が鳴きます。カラスが鳴き始める時間とほぼ同じで、4時ぐらいでしょうか。ジーという鳴き声を聞いて、気温が下がったのかと思いました。ちょっと窓からの風が涼しくなったと思うと、蝉が鳴き始めましたから、夕暮れと同じだと思ったのでしょうか。まだ日の光のもないのに、夏の夕暮れのような蝉の声はふと、季節がどこかへ行ってしまったのかと、自分が今いる場所は果たしてここなのか、異次元にいるのか、少し普通とは違う視点で、風呂から見る窓の外を眺めていました。もちろん夜、4:00の窓の外はには何も見えず、ただ、街灯に照らされた窓枠だけが、鈍く輝いているだけです。いつものなら虫の声も聞こえてきてもよい季節なのですが、まだ梅雨も明けないので、静かな夜です。もう少しすると、新聞屋さんが配達に来ます。この静かな空間が好きなのですが、日常的にこの時間まで起きていると仕事がつらいので、この前までには寝ることにしています。夜から朝が静かで一番好きです。
 昼夜逆転現象はそう中学の頃からでした。その頃から全く治っていません。ずっとそうでしたね。夜更かしですし、休みの日は昼間で寝ています。最近は11:00には起きてしまいます。それでも、夜の静けさはいつも好きです。何かを包むようで、そして自分しかいない場所だからこそ、静かに何かを思うことができるのでしょう。

 外出しないとネタがありません。ただ、新聞や雑誌、テレビやパソコンでの情報収集と仕事に追われておしまいです。外から遮断された、いや宅急便のために玄関に行きますが、それだの世界は、引きこもり的に見えますが、でも、情報を収集しているところで引きこもりとは違います。ネットをしている人を引きこもりとするならば、在宅でコンピュータの仕事をしている人は引きこもりになってしまいますね。自営業もそう。だから、定義は丁寧にした方がいいですね。

 夜寝るとき、いや5:00に寝るときに、流しの出窓にヤモリを発見。いつものヤモリなのですが、尾に怪我をしていました。ちょっとぎこちないのですが、それでも元気なのでほっとしました。この出窓、よくヤモリが出ます。そしてその上には蜂が巣を作ります。この出窓は鳥から見えにくい位置にあるので、安全なのでしょう。今年は去年と違う種類の蜂が巣を作りました。秋には巣立つのですが、それまでの短期間の巣作りです。

 やりたいこと、すべきことがいっぱいあるのに、できないので、なかなかうまくいきません。でも、すこしずつ息抜きをしながらやっています。

 本日購入のCD。
○12012「depression sign」UCCD-009
○Kagrra「夜伽噺」PSTA-0040
Dの「NEW BLOOD」とPIERROTのは書いたのか忘れましたが記しておきます。

 5:00就寝、11:00起床、6:00睡眠。


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かくかい Copyright 黒川孝広 © 2003,Kurokawa Takahiro All rights reserved.