鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.09.29  金木犀 
 

 ついに、今年の金木犀が開花しました。開花という表現はあまり好きではないのですが、「香り始めた」というのが、正しいでしょう。金木犀の香りがすると、秋を感じます。あちこちで、一斉に香るので、季節を同時に感じているのが、なんとかいいなぁと思います。今年は金木犀の花色が薄いので、この香り、あまり届かないかもしれせん。風に漂うその気品は、ただそこにいるだけで、しばしの時を忘れます。金木犀は好きな木の一つです。秋は金木犀とサルスベリですね。

 夕方、表装を取りに世田谷の友禅に。帰り、渋滞の中、ふと空を見ると、雲の流れは速くて、薄いオレンジと、パステル調子。そして薄い灰色の雲。反射する夕焼け。西側の空は晴れていて、東側の空だけが、風に流された、雲が漂っていました。この色合い、きれいでしたね。ジブリの「ラピュタ」のような色合いで、なかなか出せない色です。心の中に一つ、おいておきたい色でした。

 そして、急いで用を済まそうとしたら、遠くに富士山が見えました。いつか、富士山が窓から見える家に住みたいと思っていましたが、果たせぬ夢です。子どもの頃に済んでいた家では、富士山がが見えました。毎日のように眺めてましたね。長期の休みなど。

 アイフル犬の人気から、小型の犬が人気のようです。犬も家族同様のもてなしをすると、愛情が移るのでしょう。家族と共に生きていくという感じがあります。飼い主の優しさが移るのでしょうね。その実、実際に間近で見ると、かわいいさが、伝わってきます。かわいさって、その犬の容姿もありますが、それよりも、飼われている家族の愛情の表れだと思います。穏やかな、楽しそうな犬はその飼い主一家の愛情あふれた様子を示しています。

 タンスを処分するのに、粗大ゴミのチケットを購入。買ってから、古道具に売れば、転用しますから、換気用保全になったかなぁ、と反省。再び使われるということは、いいことなんだなぁと思います。新しい持ち主に使われるから。

 風邪気味でした。のどが痛くて、朝から葛根湯を飲んで対策。夕方の運転時にはかなりつらかったですね。なんとか、がまん。

 初蜜柑。蜜柑をいただきました。それでこのシーズン初ものでした。ありがたいことです。蜜柑は好物で、冬には契約農家から送られてきます。それが楽しみ。

 表現する人を支援していますが、それは、あくまでも支援しているという意識のみですね。それだけですが、でも、どんどん表現して欲しいと願っています。

 3:50就寝、7:00起床、3:10睡眠。


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