鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.11.02  いい人 
 

 先週、「あんないい人と友達になれてよかった」ということを伺って、「そうだね」と答えたのですが、きっと、その人はまだわかっていなかったようなので、「それは自分がいい人だからなんだよ」と教えてあげましたが、果たしてかわったかどうかは不明です。
 とてもいい人と友達になれた、というのは、友達がいい人ではあるのですが、しかし、その友達が自分に近づくにあたっては、自分がいい人だから、近づいたわけですね。つまり、相手にとって自分がいい人だからこそ、友達として成り立ったわけです。
 ただ、友達でも、自分でも意識や好みや感覚は時間とともに変化します。それを変化や飽きたなどと言うこともありますが、それらは全て成長ですね。新しい自分になりつつあることですから。それゆえに友達と別れてしまうのは、それぞれが新しい自分を試すために、新しい人間関係を構築しようとすることなのです。それはいいことなのであって、出会いばかりではなくて、別れがあるから、出会いが大切になりますね。
 俗に春の出会いは別れやすく、秋の出会いは寂しさをしっているから長続きすると言いますが、根拠もない虚言で、その通りにはなりませんが、別れがあるから出会いがあるのであって、出会いの尊さとは、出会った喜び、別れた悲しみと相対するものだと思います。もちろん、別れがなければ出会いに感動しないということもありません。出会いのみで感動することもあります。ただ、別れた場合は、次なる出会い、それがちゃんと出会えればですが、感動となるでしょう。
 時には、出会いが怖くなって出会うことを避けることもあります。それはそれで自分の心を守るための行為であるから、悪いことはありません。
 以前に楽しいことがあって、その後辛いことがあって引きずっても、それは心が傷つかないように自分で守ったことなのですね。いずれ時間がたては、心は開いていきます。それは心を開いていける相手がいるからで、しかし、自分が心を開いたからこそ、相手はその心に希望を託したのだと思います。その関係なんですね。
 自分という存在の価値は、なかなかわからないのものです。しかし、自分という存在に価値があるからこそ、心配や同情や期待や応援、そして愛情。それらの感情があるわけです。太古より人が人を好きになること、恋愛の話は尽きませんし、今でも多くが恋愛の話ですね。それは、人は自分の存在を誰よりもわかってくれる人に、わかって欲しいと願うからでしょう。
 若い人が心理学や思春期に関する本を読む傾向にあるといいます。近年になく多いということですが、それは、自分という存在価値が問われる時代、つまり、高度経済成長が終わり、共産主義の一部崩壊、資本主義の限界、それらから、がむしゃらに働いたり、出世することに価値がなくなったからこそ、あるいは、どこでも平均化した生活があるからこそ、競争原理でない、自分の個性とは何かと言うことが問題として取り上げられていていて、個性的でないことが悪のように取られるからでしょう。
 人はだれでも価値があるのに、その価値がないようにも受け取られやすい文章が横行するからこそ、価値を求めていくために、あるいは、親友という大切な人を作りたいが為に、技法としての努力、習得をしようとているのかもしれません。
 でも、ここで忘れていけないのは、自分はすでにいい人であって、そのいい所見つけてくれる人を待っている、それは待ち続けていくことで、自分を探していることになるのです。この相対の関係がわかるかどうかにかかっていますね。
 読みとは自分の価値観を変えていくことであって、それは、価値観を悪くするのではなくて、よくしていくこと、辛い時を乗り越えて、自分のよさを見つめていくことにあるのではないでしょうか。
 欠点ばかりが目に付くのは、自分の評価基準があるからで、その評価基準をもう一度考え直すと、自分という価値が見えるのかもしれません。ただ、そのためには、自分とい殻を見てくれる、見抜いてくれる人が必要です。それは家族でも友達でも上司でも、恩師でも、だれでもいいのです。そういう相対的なところから個性とは見つかるのではないでしょうか。個性自体が、自分にのみある個性というのではなくて、個性という考え方自体が、他人と自分という相対の意識の上に成立するのですから、個性を見抜くには他人という相対がないとできないわけですね。
 絶対でない相対の関係において、人は泣いたり笑ったりするのです。
 まずは趣味や志、夢が一緒の人から話していくことになりますね。
 いくらいい関係でも、いつかは終わるものです。終わりがあるからこそ、今の楽しい時を楽しめるのでしょう。その相対がわかっているからこそ、時間を大切にしようという意識、相手を尊重しようと言う意識、優しくなりたいという意識、さまざまな意識が芽生えて、それが自分を成長させるのだと思います。
 すべては気づきから始まると、それが基本であると、今までも、よく人に語ってきました。もちろんそれで解決できるものではありません。技法は解決への糸口であって、解決することにはなりませんから。

 久しぶりにだらだらと長文になりました。

 一日中、体調が悪くて、寝ても、起きても、だるさが残ります。肝臓疾患の場合はこういう症状が出ますね。でも、定期健診ではいつも健康なので、違うのはわかっています。倦怠でもないのですが、その理由は不明。以前手術した口腔もちょっと具合がよくないですね。再発率が高いから、じきに手術の可能性は十分あります。

 パソコンの買い換え周期はどの程度なのでしょうね。このパソコンは、XPの前のmeですから、それで2000をインストして、XPにしました。2000より前ですね。意外とそういう記録は残っていなかったりします。保証書はどこかにあるのですが、しかし、そういうものをいつも出せるところには保管していないわけで、使わないものは奥深くしまうのが癖です。

 職場のパソコンが3台、HDDの異常。しかし予算がないので直さず、廃棄にするのですが、廃棄するには取り決めで2年後となります。おかしなものです。補助金による運用は修理不能でも廃棄できません。使える部品など、ちょっといじって回収しようと思いますが。

 ニュースで、今年の出生率が高いとか。子どもを大切に思う気持ちはいつでも同じだと思います。その繰り返しが文化なのです。同じ事を繰り返すのではなくて、新しい存在が生まれていくこと、それで新しくなること、それが文化なのです。

 また来ました、迷惑メール。こういうのは、晒します。晒すことでなんの解決もないのですが、でも、晒します。かえって、晒して欲しいから送られる可能性もありますね。本当は無視が一番ですが。一応、同名の会社もあるかもしれませんから、伏せ字をしておきます。また、この文書を使って送信する危険もありますね。そのため、誤字を入れておきます。

 さて、誤字を除いて、文章としてあるいは法律的にどこが問題か。挙げる練習にはいいかもしれませんね。重大な間違いがありますから、それが発見できるといいのですが。消費者教育の見本としていいかもしれません。

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調査管理番号:xx-xxxxx
弊社は信用調査会社・コンテンツ業者からの依頼に基づいて各種の料金等支払遅延者リスト(ブラックリスト)を一括管理している日本●●●●鰍ニ申します。
この度は貴殿が使用されたプロバイダー及び電話回線から接続された有料サイト利用料金について運営業者より利用料金支払遅延に関して料金等支払遅延者リスト(ブラックリスト)掲載要請を受けました。
これまで貴殿のネットワーク利用料に付きましては、コンテンツ事業者様及び債権回収業者が再三のご連絡を試みてまいりましたが、未だ入金の確認がとれず、また貴殿より誠意ある回答も遺憾ながら本日に至るまで頂いておりません。
以上のような理由から個人信用情報調査会社を経由して弊社に貴殿の個人情報を料金等支払遅延者リスト(ブラックリスト)に掲載する要請が届きました。
貴殿の個人情報に関しましては既に調査対象メールアドレスから、プロパイダ・ISP業者・個人信用情報調査機関からの情報開示を受け、既に貴殿の住所・氏名・勤務先等の情報は判明しております。
個人信用情報機関のブラックリフトに掲載されますと、各種融資・クレジット契約・携帯電話の購入および機種交換他・就職先制限等の様々な貴殿信用情報に今後大きな支障が発生する可能性があります。
合計支払金額:65,000円
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■未納料金和解金:50,000円
■情報抹消事務手数料:15,000円
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■■合計金額:65,000円
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■送付方法:電信為替もしくは現金書留
受付は郵便局の電信為替もしくは現金書留のみです。
この件に関しましては、それ以外の方法での受付はしておりません。
必ず郵便局の窓口で電信為替もしくは現金書留を必ず指定して下さい。
■送付先:
〒600-xxxx
京都市下京区四条通新町東入ル●●●xx-x
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日本●●●●
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上記宛に平成15年11月6日(木)必着で送付して下さい。
電信為替の送付方法に関しましては http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk00000.htm を参考にして下さい。
詳しくはお近くの郵便局で確認して下さい。
郵便局で発生する送金手数料は貴殿の負担とさせて頂きますので御了承下さい。
入金確認後、料金支払遅延者リストから貴殿に関する全データー(日本●●●●鰍ェ所有する債権譲渡証明書・内容証明書・貴殿個人信用情報等の書類およびデータの全て)は責任を持って弊社が全て抹消いたます。
ご入金して頂けず、このまま放置されますと最終的に貴殿の個人情報を元に各地域の事務所から数名の集金担当員が御自宅まで訪問をさせて頂きます。
またその際に掛かります集金費用・交通費等の雑費・別途回収手数料も合わせて集金させて頂きます。
また状況によっては京都地方裁判所を第一審専属的合意所轄裁判所として、強制執行による給料差押え等を含めあらゆる手段で対応させて頂く事となります。
尚、これは最終的な勧告であり、また、弊社人員の対応による時間的損失等の理由からメール・電話・FAXでのお問い合わせは一切受け付けておりません。
また、メールアドレス相違、郵便事故、その他いかなる事由により今まで連絡が取れなくなっていたにせよ、それは弊社に起因するものではなく貴殿の責任によるものです。
円満な解決を望むならば支払期限までに大至急入金をお願いします。
指定の期日までに入金が確認できない場合は事務処理を行う事ができませんので支払期日は必ず厳守願います。
※注意事項(1)
調査管理番号および調査対象メールアドレスで全ての情報管理を行っております。
送金の際は氏名および調査管理番号の記載をお願い致します。
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本メールは送信専用アドレスより配信されています。
このメールに返信されてもメールは届きません。
--- 追記 ---
(このお知らせは昨日までの時点でご入金の確認が取れない方にお送りしております。もし行き違いに入金済みの場合はご容赦下さい。) xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
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