鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.09.09  終わりは新たな始まり

 お茶を買いに新宿へ。わざわざ新宿まで行かなくてもいいのですが、銘柄によっては、近くでは買えないので。最近は、50g入りの玉露や煎茶があって、湿気防止にはいいと思います。使いやすいようにどんどん工夫されているのが、時代に適応する方法かも知れません。お茶に関しては高くてもおいしいものをと考えています。おいしいお茶は茶葉をそのまま食べられます。ふりかけのようでコクがあって美味しいのですが、あまり食べ過ぎないようにしています。

 江戸時代以前より続いている老舗を探しています。といっても、趣味ですが。特に、食事所。どのように味を変えていったのか。そして、時代に適応しながら生きるのはどのようにしていくのか、特に買えていく側の意識ですね。自分を変える事への抵抗などについて知りたいのです。少しはわかっているのですが、一覧というよりも、メニューの変化もしりたいですね。

 岐阜大会の案内が届きました。10月下旬については、まだ予定がつかないので、今回は見送りになりそうです。岐阜には調査に行きたいのですが、ちょっと無理のようです。安居先生にはいろいろとお世話になっていながら、申し訳ない気持ちで、もう少し調整して行けるようにしたいのですが。

 予定の行動がかなり遅れました。毎日の作業速度が低下というよりも、仕事量がこなせないのと、今までのように夜更かしがなかなかできなくなってきました。要するに睡魔ですね。今までなら4:00ぐらいまで睡魔はなくて、あえて寝ていたのが、最近は辛くなっています。その方が自然なのでしょうが。

 読書感想文というのは難しいことのようです。ネットでは、模範的な感想文が掲載されていて、それをそのままコピーして提出する人もいるようです。安易な方法ですが、それはそれで一つの書き写しだと思えば、別段腹の立つことではありません。もし、そういうことに疑問を呈するなら、図書を指定すればいいわけで、でもそうすると、横で連絡されてしまいます。
  要は、書くことの意義と、読むことの楽しさなのですが、それを自ら目覚めさせない限り、コピーは続きます。本を読む楽しさを見つけていく作業をするきっかけづくりが、読書指導です。それはゆっくりと待つこともあれば、厳しく作業させることもあります。一見易しいことばで伝えていて、実は、中身の濃い活動を求めていたのが、大村はま先生の実践です。滑川先生、倉澤先生のご支援のもと、成功した例です。子どもの視点から展開しているところが特徴なのですが、なかなかこの子ども視点というのができないのです。もちろん子どもの視点だけでは、子どもは子どもの範疇を超えられませんから、大人は、子どもの視点から勘案して、より視点が広がるようにしていく必要があります。それが導く基本なのですが、それがわからず、空回りしやすいので、それを自ら気付いていくように、周りが仕向けていくことが必要でしょう。それを組織内文化で醸成するのが文化の基本なのです。押しつけでない、展開していく文化こそ、後世に残るのです。

 ネットの知り合いから、サイト閉鎖の連絡をいただきました。もう、何年にもなるのでしょうか。一時は、かなり有名なサイトとなって、数十万ヒットを超えたと聞いています。閉鎖するのは終わりではなくて、次への発展への準備だそうで、いつ再開する、いや、再開ではなくて、新しく作るそうですが、いつになるか、わかりません。時機が熟するまで、ゆっくりとサイトから離れて、ご自身のことをやり通していただきたい。
  サイト運営をしている身にとって、閉鎖はつきまとうもので、死ねばサイトも消えるわけですが、それは契約が切れる時期なので、いつになるかはわかりませんが、確実に消えていきます。ドメインも。いつかは消えるものだから、永遠をとどめず、ここに一時的な花として、残すことになるのでしょう。
  表現者として、がんばっていた人だけに、サイト閉鎖は惜しまれますが、本人の糧になるのですから、閉鎖を祝福したいと思います。また一つ表現者がネットから消えていくのですが、それは、新たな表現者を受け入れることになるのでしょう。
  終わりは新たな始まりです。

[今日の記録]
睡眠時間:2:00就寝、7:00起床、5:00時間。
最高気温:29度

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