鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.09.29  冬の準備

 寒くなってきたので、着物を洗って冬の準備を。長襦袢が傷んで、ほつれていたので、縫おうとしましたが、縫っても破れることが判明したので、新品を購入予定。最近は半襦袢が普通で、長襦袢はなかなかありません。前回もなかなかなくて困りました。結局、銀座のいきつけの和装品店まで行くのが早そうです。

 学会名簿の刊行は、基本的にしないほうがいいと思います。ただ、必要な場合もありますから、その場合は、必要な範囲を学会事務局に申請して、該当データのみを提供するというのがいいでしょう。その場合でも、そのような目的で公開していいかの学会員全員への問い合わせが必要だと思います。あるいは名簿の貸し出しで、貸し出した後に回収が必要です。名簿が転売されることを考えると、紙媒体の名簿はいずれゴミとして捨てられますが、ゴミの回収が来る前に取られる危険性もあります。利用者に悪意がなくても、危険性があります。それゆえ、名簿の管理については、特に慎重が必要で、時には、電子媒体でも危険です。慎重に慎重を重ねていくべきものではないでしょうか。もっとも、別見解もあるでしょうから、これらの議論の必要なところです。

 体罰について賛否を問うた番組があっとか、それについてどう思いますかと尋ねられて、体罰は禁止されているから、できないはずです、と答えました。意識の中でも体罰は禁止で、体罰は懲戒の手段で、懲戒でない場合は、それは暴力です。部活の指導で、どうしてできないのか、というときの平手などの所作は、懲戒の意味がありませんから、体罰ではなくて、暴力です。体罰は懲戒の手段として存在することと、直接的な接触がなくても、身体的な苦痛を伴う場合は体罰です。宿題を忘れた懲戒として立たせるのは体罰です。宿題を忘れた懲戒として教室の外へ出して立たせるのは体罰と授業を受ける権利の剥奪であり、二重の意味での懲戒となります。また、窃盗の疑いがあって、3時間近くもトイレに行きたいのを我慢させるのも体罰です。身体的な苦痛とは、直接的な接触好意を含まずとも、身体的な苦痛を伴う場合ですが、この苦痛というのは、直接的な接触でない場合は、机にぶつかった程度ではなくて、長期間にわたって残る場合の苦痛が事例とて上げられています。よって、足がしびれた程度が含むかどうかは今後の裁判の結果次第でしょう。
  で、体罰は禁止なので、それはしてはいけない好意です。君が代問題も同じくです。ところが、体罰の経緯を考えると、体罰を必要としている現場の実情が見えたりします。もちろん、その場合も体罰は禁止行為でありますから、できないはずです。
  今から20年ほど前、偏差値が40以下の学校の先生と、部活指導で話をすることがありました。その先生は熱血指導で、年中部活をし、そして厳しいことで有名でした。特に、ミスをしたり、指示違反をした生徒には、平手打ちを何度もしていて、血を出した生徒もいました。それでも、保護者からは何の苦情もなかったのです。その先生と数年してから再び合うことがありました。で、部活の様子を見ると、一度も殴らないのです。その理由をおそるおそる尋ねたら、偏差値が40を超えたら、殴らなくなったと言うのです。40というのは、きっとあいまいな尺度の方便だと思いますが、その理由は、言葉でなんども危険だからしてはいけいなと言っても、その言葉が入らず、危険なことをしてしまう、だから体でしてはいけないということを覚えさせる必要がある、偏差値が上がると、言葉を理解して、危険ということを理解するから、体で覚えさせる必要がなくなる、部活も同じで、そんなプレーをしたら怪我をするということを何度言っても、危険なことをしてしまう、だから、殴ることで二度としないようにする、学力が上がり、言葉や危険の意味がわかると、殴らなくても、言葉で指示すると、その通り守る、だから、教える方も楽になる。そんなことだったと思います。まさかと思いましたから、理科の実験での事故のことなどをお聞きして、危険な様子がよくわかりました。ただ、かといって、体罰を是認するものではありません。体罰が体罰として残ってきた理由は、危険防止や体力向上や意識向上にあったと思います。それが本当にいい方法かどうか、それに気付かなかった時代の産物です。理解するように言葉や接し方を変えていくことで、たとえ、理解できない人たちにも理解していくこと、その苦悩はわかりにくいかもしれませんが、苦悩していく所作だと思います。
  体罰を禁止することは、子どもの理解の様子を科学的に究明して、その子どもに合う指導法を確立することを意味しています。子どもの視点に立てるか、子どもの実態を理解できるか、それは完璧ではないにしろ、社会性の上で理解するかです。私的な範囲について理解する必要はないからです。
  体罰が問題になっていますが、その実、「心罰」とでもいうべきことも問題にすべきだと思います。心理的なストレスは言葉や不可解な行動から起こるわけですから。

 昨日の話、職場の同僚のパソコンの不具合を点検。ドライバが原因なのはわかったのですが、いろいろと作業するよりも、ロールバックした方が早そうなので、根本対処せず、ロールバックで処理。使えればいいというのが、現実。根本の原因追及は、趣味の範囲です。理学か工学かですね。よければいいという考え。そんなものです。

 D7が使えず、使用許諾についてメーカーに問い合わせたら、登録に問題があることが判明。簡単に言えば、文字コードの違いによる文字化けでした。対応が素早くて、その対応に感謝。D2005が中心なので、D7はあまり使わないのですが、使えないと不安です。

 調べたいことが山ほどあるのですが、時間が足りません。どこかを省略しないと。

 ようやく、ファイルのコピーをネイティブでなくて、Shellを利用する方法を理解しました。今頃になって。
  function SHFileOperation(const lpFileOp: TSHFileOpStruct): Integer; stdcall;
だったので、あとは、TSHFileOpStruct の構造体に入れればいいわけで、
TSHFileOpStructA = packed record
Wnd: HWND;
wFunc: UINT;
pFrom: PAnsiChar;
pTo: PAnsiChar;
fFlags: FILEOP_FLAGS;
fAnyOperationsAborted: BOOL;
hNameMappings: Pointer;
lpszProgressTitle: PAnsiChar;
end;

TSHFileOpStruct = TSHFileOpStructA;
なので、
wFuncの、FO_COPY、FO_DELETE、FO_MOVE、FO_RENAMEに注意すれば、後は通常のファイル操作そのものでした。終わりが#0の文字列を入れることで、複数ファイルの場合はもう一つ入れます。ということは、単数の場合は#0+#0でなくていいのかという問題。
pTo := PChar('フルパスのフォルダ'+#0);
で、フォルダ名の最後には\を付けないなどの対応も必要です。
  これで次の展開へ進めます。なかなか理解が遅くなっているのが残念。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、7:00起床、3:00時間。
最高気温:22度

前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2005,Kurokawa Takahiro All rights reserved.
  かくかい