2005.10.29 残像 | |||
昨日の『東京大空襲秘録写真集』の残像が残っていて、炭化してしまった遺体には、手を伸ばしたまま、足を伸ばしたままのものも多く、一瞬にして高熱にまきこまれ、窒息死したものと思われるのが、しのびなく、悲惨な状況を痛切に感じます。中には焼夷弾に含まれる成分による神経毒が作用したとも思われますが、今となっては分析不可能です。東京のほとんどに焼夷弾が落ちて、一部にはナパーム弾もあって、土壌汚染はかなりではないかと思いますが、このあたりの検証も必要でしょう。 相手の動作を考えて、こちらが動くということは、商売人の基本で、そういうことは、どこかで何かを買えば当然身に付くと思ってしまうのが浅はかで、そうではないのが現実です。たとえば、500円のものがあって、買う人が1000円札で払うと、500円玉を用意するまでは十分な配慮。ところが商品に添えて渡そうとすると、商品の上に500円玉を乗せて渡します。ところが受け取る側は大概、片方の手に財布をもっているから、片方の手で商品と500円玉を受け取ることになり、その結果、500円玉を落としてしまうこともあります。また、その500円を財布に入れるのは至難の業です。この場合は金銭の授受を最優先して、1000円札をいただいたら、500円玉のお釣りを先に渡して、相手の片方の手が自由になってから商品を渡すというのが配慮の一つです。もちろん、混雑している場合は多少は省略しますが、受け取る側への配慮があるかないかは、日頃、ものを買うときに気をつけていくことが身に付きます。 昨日の図書館のコピーで、早くコピーするために、コピー機のふたを開けたままでコピーしますから、光が目に入ります。それゆえ、コピーする瞬間は上を向くようにしているのですが、時折それが間に合わず、別の方向に気を取られると目に光が入ってくじけます。これが面倒だったりします。 自分の顔について自信がない、という発言に、ちょっとひっかかりました。というのも、きっと誰もが思っていることだから、その本質を突いたと思ったのです。それは答えられない問題ですから。 伊奈信男さんの写真論が平凡社から出るとか。以前はよく読んだのですが。こういう時期に出すというのはよくわかりませんが、出すこと自体はいいことです。ただ、どれぐらい売れるかは不明です。 逸脱は正常の裏返しということについては、いずれ。正常とは、その範囲を超えることのできない行為ですので。 プレプレスのことがよくわからず、調査中。組み版の次は、いろいろとあります。 [今日の記録] |
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