鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.11.04  狙われるコンピュータシステム

 コンピュータのシステム障害。システム障害というよりもプログラムエラー、プログラミングミスなのでしょう。バグというよりもミスかもしれません。そういうことが大きな障害となって影響を及ぼします。コンピュータ、あるいはネットワーク社会になると、そのネットワークへのウィルスやプログラムのエラー、電気が切れるなどで大きな影響であり、それはしばらく社会を停滞させてしまうかもしれません。爆弾や爆薬などは物理的なその地域の範囲内の影響なのですが、ネットワークにつながるものや電気などのインフラは、その地域のみらなず、遠隔地、あるいは予想もできない範囲で影響します。
  検索エンジンでさえも、止まるとかなりの広さで影響します。その意味では、ネットワークなどの影響とは広範囲であり予想もしない、そして精神的にも大きなダメージを受けるのですから、念入りな対処ができるようなシステムが必要だと思います。
  ただ、経験で言うのですが、すぐれたプログラムができる人とは少ないですね。バグはつきものなので、しかたないのですが、その理由についてはいずれ詳しく説明したいと思いつつ、しないと思いますが、コーディングするときに、効率的にわかりやすく、そしてユーザーへの配慮があるプログラムを作ることは、ユーザーの使い方が想像できる人なわけで、そういう人は少ないのです。プログラムさえできればいいというのではなくて、ユーザーの使い方や意識を探ることができるか、それにかかっています。プログラムすることは、いわば人間を理解することにほかなりません。すぐれたプログラムとはきれいとか簡潔というよりも、ユーザーや後から読む人にとって理解しやすく、わかりやすくというのがいいのかもしれません。

 一つの余分なループがあって、それが何十万回と繰り返されると、数時間にもおよぶかもしれません。その無駄な分、経済的な損失はあるわけで、それゆえプログラムの最適化は常に求められるのです。その一方で、日々の業務にはどこか余裕がないと息が詰まります。常時隙間無く経済活動をするかというと、そうでもないのが現実ですから、経済効率を求めると、それは論理式を多く使うことになりますが、しかしコードの長さとコンパイルしたときの長さとは別なので、必ずしもコードが短いから処理が早いとは限らず、コードが短いとプログラム容量が大きくなったり、よけいな計算が入ったりします。それなので、コードの行数のみでは数えられないと思います。
  特に最近のコンパイラは高速です。以前、Delphiのコンパイラ部分の設計をした人がC#や.NETに移ったという噂を聞いて、移ったのは確かなのですが、どこの部署かはよくわからないので、たぶん、J#などかもしれませんが、そうなるとコンパイラの全体的な速度は向上しているはずです。自分でもKWIDEやKFONTなどのコンパイル時間は1秒前後ですから。デバッグの時間がはるかにかかります。
  高速かどうかはネイティブコードかどうかとははっきりとは言えませんが、それよりも、ユーザーの使う速度にも比例しますから、ユーザーにとって使いやすい方が速いと思います。ということは、ユーザーごとのプロフィールが必要で、それにあわせたソフトの調整ができるのが望ましいでしょう。

 風邪の症状が抜けず、あいかわらず、目の痛みや頭痛のままです。ふらふら感もあって、もう少しの辛抱です。

 範囲と順番について図式から理解する方法を検討中。

 リペアについて、質問されて調査中。なかなか難しいようですが、直接リペアでなくて、人間工学から入る道もあると思います。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、7:00起床、3:00時間。
最高気温:21度

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