2006.04.20 人材を育成するのではなくて、 |
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昨晩に労使懇談会があり、いろいろと話し合い。話し合いといっても、雑談ありで、多岐に亘ったことですし、議題があったわけでもありません。ただ、中でも中心にしたかったのは、これから10年後、50年後に今の組織をどうするかです。企業もそうですが、いい人材の獲得は第一、しかしそういう人材はなかなかいないので、自分たちで人材を作るしかありません。仕事が人を作ることもあります。そして、人にはいいところもあれば、よくないところもあって、功罪はさまざまです。ただ、功がある場合は、それはそれで認識すべきではないかと。特に功績があったのであれば、それなりの、伝統的な対応ですべきで、それはそれでいいのです。ただ、それが慣行としていくかどうかです。そのあたりを慎重に配慮すべきではないかと。 その場その場で運営してくことはたいせつですが、しかし、10年後、50年後のためには、今から若い人たちを教育し、人材育成する体制を作ることです。その人材育成の方法が伝統として残れば、その企業は、発展する要素を持ちます。人を育てること、それを中心に据えて、今から誰を育成するか、そこにかかっているわけです。全ての人を育成するのですが、今、育成する力を持つ人に、育成してもらうことで、育成が受け継がれます。仕事は受け継がれません。それは仕事は個性だからです。 教育とは、その人の能力を発揮するというのが建前ですが、能力を発揮するという行為を伝承していくことが大切なのです。すぐれた教育者はすぐれた人材を作るのではなくて、すぐれた教育者を作ることです。人が人に対して、よりよくしていくことを伝えるには、次なる、そしてその次なる人のために、今の逸材を超えることはできなくて、逸材を作ろうとする姿勢を伝授することです。それが企業の伝統的な手腕なのです。 昨晩は、ビール、佐藤の黒、栗の焼酎と、そして最後に飲んで、少々、疲れてしまいました。日々、飲んでいないので、飲むと疲労する傾向にあります。酒は嫌いでないのですが、最近は、酒を飲むことで、時間が取られてしまうのが惜しく、それなら、本を読む、というよりも資料読みですが、その方が楽しかったりします。 悪役というのは、善人を際立たせるためにあるので、悪役への憎しみというのは前進力になったりします。その意味では、悪役ということをもっと発揮してもいいかと思います。仕事上で半分ほど、悪役をやってみているのですが、これが一年間を通じると、悪役でないということを見抜かれます。その上で、理解の上でその悪役の演じている様子をそのまま、見ている側もそれに乗っていく、その世界の前提の乗ると言うことが出来ます。これが、高度の場面に応じた所作だと思います。 職場の本棚の資料整理を完了。ダンボール3箱を秋の古本市に回すことに。ゴミ同様の本もありますが。処分することに至ったのは、以前それを必要とした講義はすでに無いことと、時代の移り変わりです。でも、本棚に空きはできず、相変わらず、いっぱいのままです。 朝から寒気がしていて、風邪なのか、わかりません。胃の痛みと胃酸過多になっています。 高校生が座り込みという記事を読んで、学校側が焦ったのでしょう。時代に逆行した流れを作るのではなく、文化として話し合いが必要なのに。で、ある学校では組合員11名全員が解雇されるという出来事が。その学校では新校舎建築など、用地拡張もしていますし、どんどん講師を増やしているらしいです。理事長と校長が替わり、学校の文化も変わるのでしょう。全教でない学校だから、詳しい情報は入りませんが。全教の方だと、東京管内では、解雇が0に。二十数年ぶりらしいです。なかなか難しいですね。 岡利道先生より連絡。久しぶりでした。田中宏幸先生より連絡。風邪を引いたとか。村井万里子先生からも連絡。高木まさき先生のテレビの件で。 今月も財政的にピンチなのに、本を買ってしまいました。少々後悔ですが、食費よりも本代が高いというのが事実。日本人の一世帯あたり平均貯金額が1700万円と聞いて、びっくり。借金は山ほどあるのですが、貯金は0なので。 Flexが気になります。DWやGLとどう提携していくのか。統合しているか。 [今日の記録] |
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