鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.05.16  バージョンアップは思いつきで

 どうみても梅雨のようにしか思えませんが、春の雨ということで。

 いろいろと試してきた漢字和字の混植ですが、ようやく一段落しそうです。というのも、どの組み合わせがいいかということになると、見本が必要となって、一つ一つ一太郎のマクロを使うのでは手間がかかり、といってどうするかと思いついたので、一行のテキストを2バイトにして、それをひらがなとカタカナで見分けて、それぞれのフォントを分けて設定して、RichEditに出すということ。いくつかのコンポーネントを使うことによって完成。けっこういいかげんですが、こんなコードです。
i2:=1;
while i2<Length(st) do
begin
if IsDBCSLeadByte(byte(st[i2])) then
begin
st1:=st[i2]+st[i2+1];
ここでひらがな、カタカナの判定ルーチン
RichEdit1.SelAttributes.Name:='漢字フォント名';
if (hiragana or katakana) then RichEdit1.SelAttributes.Name:='和字フォント名';
RichEdit10.SelText:=st1;
inc(i2);
end;//if
inc(i2);
end;
RichEdit10.SelText:=' ';
RichEdit10.SelText:=#13#10; 

 それで早速搭載して、「フォント見本の表示と印刷」V8.1が完成。8.0と8.1はほとんど変わりませんから、使用に不都合はありません。ただ、この「漢字和字」見本は1行のみで、半角文字が入っていると自動的に全角に変換します。というのも、文字区切りが面倒だったので。それことはドキュメントに書き忘れました。

 で、早速これを使って、見本を作成。やはりソフトで作業するのは楽です。結局、毛筆書体については、もう少し検討することに。花蓮華はotfがないので、別の者を模索中。やはり文徴明がいいかと思いますが。「蛍雪」もいいかとも。

 ここ数ヶ月の長かった漢字和字の混植もようやくこれで一段落しそうです。あとは、游見出し明朝を求めることと、美しいゴシック体をさがすことです。

 折しも、メイリオの仕様が発表になって、果たしてどうなるのかと。ディスプレイ用としか思えないのですが、これでDTP対応というのなら、それは間違いだと言わせないような設計であることを願います。それでも、普段使いは游明朝にすると思いますが。「お」に関しては本明朝の方がきれいだと思います。

 一応今のところは、「DF文徴明体W4」と「KRさがのM」の組み合わせが一番きれいかと。「KMあけぼのM」を使いたいのですが、これに見合う漢字がなかなかありません。

[今日の記録]
睡眠時間:5:00就寝、6:50起床、1:50時間。
天気:雨
最高気温:17度

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