鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.09.08  残

 食事時にテレビを見ていたら、とんねるずの石橋貴明が尿漏れについて話していました。トイレを出たあと、無意識のうちにほんの少し尿漏れがするのですが、多分、厄年を過ぎた男性のほとんどが体験することではないかと思います。
  今から20年以上も前に、ラジオの深夜放送で、たしかパックだったと思いますが、愛川欣也が同じ現象を「残」と言ってました。無意識のうちに尿漏れが生じる。それが中年を意識したことなのでしょう。愛川も石橋もそれまでの自分にはない変化が不可解でありながら、新鮮だったのだと思います。だからこそ、そういう公の放送という機関において、媒体として「残」を告白したわけで、老への自負がそこにあります。
  老とは、避けるべきいやなものではなくて、自分の身体における新鮮な感覚なのでしょう。それが「残」として二人にはネタとして、そして迎えるべき内容として告白されたのだと思います。
  私も昨年か今年くらいから「残」を強く意識して、多分、昨年か一昨年からあった気がしますが、最近では通常なので、新鮮ではないのでしょう。新鮮であるかどうかの時は、公表しますが、確か、追分でもだれか相手に告白というよりも、ネタにしましたが、このような身体的に現象は、不思議に、老が季節の挨拶のように扱います。もしかしたら、それは、お互いの健康の認識という挨拶なのかもしれません。
  風邪を引いたとか、体調不良とか、体重が増えたとかいうのがいつの間にか挨拶になるということは、身体的な変化は、季節の変わり目と同じぐらい、話題として普遍的なのかもしれません。
  中年男性用の「残」対策の下着もあってしかるべきではないかと思いますが、すでに売られているかもしれません。果たして、世のサラリーマン諸氏はどのように対処しているのでしょうか。放尿後、しばらくそのままでじっとするのか、絞るのか、あきらめるのか。人それぞれかもしれません。いずれにせよ、中年男の悩みはこれだけではなさそうです。なぜ、これを更年期障害と言わないのか不可思議。

 夕刻、ある家の玄関に置物のようにちょこんと座っている猫を発見。そして、小一時間後、別の家にても置物のごとき猫を発見。前足をすらっと伸ばすところ、猫は夕刻になると置物座りをするものか。

 「うた」でファイル作成が不可の現象に遭遇。いずれ解決したく。

 TURBO DELPHIのExpでコンポーネントをインストールする試みがあちこちで。あえて挑戦するというのが醍醐味なのでしょう。私はダウンロードはしたものの、インストールせず。2005で十分。

 職場の仕事が遅々としてなかなか進まず。明日で一段落したいのですが、どうなることやら。

 夏風邪の具合はあまりよくなく、症状は改善せず。

[今日の記録]
睡眠時間:3:00就寝、6:45起床、3:45時間。
天気:雨
最高気温:31度

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