2006.10.30 不公平と立場 |
|||
履修漏れの報道で、新聞記事によると文部科学大臣が「学習指導要領通りに勉強してきた生徒らは、世界史などを履修してこなかった彼らと同じように大学を受ける。そのことの不公平感もよく考えなければならない」と述べたらしいのですが、この不公平感とは、履修漏れの生徒は短い時間や免除で単位がとれて、ちゃんと授業を受けた生徒から見たら不公平に感じるとも読み取れる内容です。というのも、今回の件では、「不公平」は授業を受けられなかった生徒について述べるべきではないかと思うところ、普通に受けたせいとが不公平ということは、今回の履修漏れの生徒が得をしたという意識になります。ということは、大臣もそんなに授業をしなくてもいいのではないかという思想に成り立っているとも勘ぐることが出来てしまいます。不公平という用語の内実もあるのですが、それにしてもこの発言、なかなか面白く解釈できるものです。 GPが11/11に。 久しぶりに徹夜。さすがに堪えます。 [今日の記録] |
|||
Copyright 黒川孝広 © 1997-2006,Kurokawa Takahiro All rights reserved. | |||||