鴛鴦呼蝉庵日乗

2007.04.15  ここのところの病

 先週から少し荷物を移動したりとかで、普段使わない筋肉を使用したため、腱鞘炎ぎみになり、帰宅してからはサポーターが手放せません。筆記具もあまりこだわっていなかったのですが、そろそろ自分にあったものに変更しようかと。今のところ水性ボールペンを使用することが多いので、SARASAかVERY楽ノックが候補。Uniballeyeは今までよく使っていたのですが、手が汚れることが多く、そろそろ次へと。体に楽だとか、手にやさしいだとか、そういうキーワードが増えています。

 先日の新聞で、ブログなどで職場のことを書くことが守秘義務違反で就業規則違反となり罰則になるであろうとのこと。ところが多くのブログは日常の業務について書いていることが多いらしく、それで警告の意味もあるのでしょう。その新聞記事の筆者は、ブログに業務のことを書く心理について推測しつつ、そういう媒体に書く必要もないだろうということでした。
  たぶん、その筆者はネット社会の有効性と脆弱性をきちんと整理できなかったのでしょう。なぜなら、ネット社会においてブログの存在と、その人の生命とは比例するわけで、永久的な公開ではなく、それは生きている証に近いものだからです。かといって、政治的な理由はありますが。共有することの意味があるので、公開する人もおおいのでしょう。しかし、そういいつつ宣伝だったりすると、これはコマーシャルの新しい形となります。いずれにせよ、ネットに公開することの意味は、消費社会の促進なわけですから、それを受け止める側の責任が追及されるのです。発信する側の責任よりも、受け取る側の責任です。その対処として、メディアリテラシーが問われるわけです。
  カナダ型やオーストラリア型のメディアリテラシーがこれからの日本でも導入されるでしょうから、それらの検討から始まっていくでしょう。道具紹介よりも、受信する側の教育が問題になるのですから、消費者教育ということになります。ということなので、結局、ディルタイの域を脱していないのが事実。鶴田先生の着眼点は世の中全般に通じるものなのです。そしてその方法論として鹿内先生の論考があるのです。その発信側の問題として、田中先生の論考があって、実は、田中先生、鶴田先生、鹿内先生の研究は、連続して通じるところがあって、とても重要なのです。

 土曜日は職場で使っているパソコンが異常に。ごくたまに起きる暴走気味なので、暴走したら再起動して、処置して、また暴走してを繰り返すので、結局、修復するに3時間かかりました。原因は不明ですが、時折、CPUの使用率が100%のまま落ちません。ほっといて治る場合もありますが、その場合は放置に1時間以上かかります。今回は体調の優れず、短気になってしまい、強制的に修復を試みて、いろいろとシステムとドライバと格闘。Downloaded Program Files に異常になりそうなファイルがあって、全て隔離したら、なんとか修復可能の兆候がみられて、あとは、いろいろとさぐりながら修復。いつものことですが、修復はできても、結局原因は不明のままです。パソコンはまだまだ不明なものです。

 先週から体調がすぐれず、それでも我慢していたのですが、さすがに金曜日は早退して休みました。病院にいくほどでもないような気がしますが、花粉症の症状で、発熱、めまい、動悸、不整脈、発汗などいろいろ。ここ一週間はたまったことが停滞してしまい、難儀です。さすがに我慢できず、土曜はなるべく寝て、改善をはかり、ようやく日曜日の夜になって、回復気味に。まだ万全ではないので、体調と相談しつつ、早退して休養することに。
  ことの発端は不明ですが、気付いたのは血管です。自分の健康のバロメーターは血管で、手の血管が浮き出るのが健康な時です。ところが2週間前から、浮き出ることがなく、風呂に入っても細いままでした。動脈硬化か、血栓かといぶかるのですが、水分を補給しても浮き出ることなく、不審に。血栓なら、一部の部位と思われますが、原因不明で、そして今日の午後から血管の浮き出るのが再認識。ようやく体調が元に戻る兆候です。ずっと、パソコンをしつつ水分補給をしていなかったのが原因かもしれません。3月末から痰に悩まされて、話していているときにもからんでしまい、困っています。明日からは、麦門冬湯を使って対処することに。小青龍湯だったのですが、効き目が少ないようです。そんなこんなの四月でした。

 ここのところ購入した本です。
□『 "手"をめぐる四百字』文化出版局
□『女学校と女学生』稲垣恭子 中公新書
□『論より詭弁 反論理的思考のすすめ』香西 秀信 光文社 735円
□大江戸カルチャーブックス「江戸の出版事情」青幻社 1,890円 ISBN 978-4-86152-101-0 C0371
□『ある軍国教師の日記』津田道夫 高文研 2200円  ISBN978-4-87498-381-2
□+DESIGNING Vol.4 毎日コミュニケーションズ 定価:1,890円
□『国語学原論 下』時枝誠記 岩波文庫 735円
□『イギリス「教育改革」の教訓』阿部菜穂子 岩波ブックレット 504円
□『フィンランド国語教科書 小学5年生』M.バレ 他著 M.トッリネン 他 経済界 2,100円

 国会図書館に通いたくとも、体調との勝負。いよいよ、時間は限られていて、カウントダウンも始まって、せっぱつまってきました。今年は精神的にも厳しい年です。

[今日の記録]
睡眠時間:2:00就寝、9:00起床、7:00時間。
天気:晴
最高気温:19度

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