鴛鴦呼蝉庵日乗

2009.09.06  電子辞書

  持ってはいないのですが、近年、電子辞書は辞書も豊富で、字種もUNICODEなのか、旧字体や異体字も載っていて、便利になっています。音声や静止画、動画も再生でき、画面もカラー液晶できれいなものがあります。
  ここまで辞書が揃っていて、メディアにも対応していながら、なぜ、写真昨日や録画・録音機能がないのか不思議です。ましてや、ゲーム機能があってもいいのではないかと。DSなどのゲームソフトが使えるようになると、辞書にゲーム、カメラ、など付加価値が増えて、便利になると思います。ましてや、携帯とつなげることで、端末となり、キーボード入力ができたり、携帯の住所録をバックアップするなども考えられるのではないでしょうか。あるいは、携帯音楽プレーヤーのバックアップも。ただし、著作権などの問題があるので、複製は難しいでしょう。以前のザウルスのような機能が入ってもよいと思います。
  ただ、それをしたからといって、やはり電子辞書は辞書が主であり、検索するものだということになります。趣味とは分離することが望ましいのかもしれませんが、検索であるならば、ネットにつながるように携帯との連携も必要です。携帯検索メディアとして電子辞書を位置づけるとこれから、機能は変わっていくと思います。

 一方で、紙メディアの辞書は売れないとしても、発売は続くのではないかと思います。日本国語や大漢和など、スペースがあれば、購入したい辞書の一つです。辞書はピンポイントで探すこと以外にも、探している語句の周辺の語句に目が行って、そこから予定していなかった語句の意味を知ることもあります。

 読書もそうでしょう。ネットやパソコンでピンポイントで探すこともありますが、書店で本棚をながめつつ、こんな本もあるのだと思うこともあります。検索する周辺に興味が湧くことがあるのです。

 何事も王道を行って省力を求めていくことよりも、少しだけ周辺からの興味を喚起することは大切なのだと思います。周りに行きすぎるのも問題ですが、周辺から考える、つまり機能的な思考をしてくことで、論理的な思考力、発想力がつくのだと思います。ここの展開には証拠不十分で論に飛躍もありますが。

[今日の記録]
4:10就寝、6:00起床。
天気:曇
最高気温:29度
最低気温:21度

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