blue 鴛鴦呼蝉庵日乗
2004.09.14  日々忘却の人生

 記憶はすぐに忘却されやすいのですが、記憶されること自体少ないのだと思います。昨日の食事の献立は覚えていても、一年前や、一ヶ月前となると怪しいものです。テレビドラマでも、今まで何を見ていたか、そういうことは忘れています。自分のことさえ忘れるのですから、他人のことはなおさらで、他人のこと、存在や名前、顔を忘れるにはそんなに長い時間かかかりません。数ヶ月、数年すると、同じ仲間の顔や名前を忘れることがあります。それほどまでに単純に忘れてしまいます。記憶とは、いとも簡単に消えてしまうのです。だからこそ、今のこの瞬間はいろいろなことができると思います。今だからできることとは、どんどん消えていく記憶だからこそ、できるのであって、すべてが記憶されているのであれば、その行為を記憶してしまうので、むしろ精神的に抑制してしまうことさえあります。

 記憶の忘却があるからこそ、新しい知識が入ります。知識が入ることによって、古い記憶が消えていくのですが、それはもう使わない記憶であるからこそ、新しい記憶が入って来るのでしょう。

 記憶とは、今の自分をそこにとどめることなのです。

 しばらくなかった、ふらふら感が久しぶりに。職場を出て、ふと空を仰いだら、来ました。

 それと、夏も過ぎたのに、誰かいるような気配談義。私の場合は、風呂や洗面所、トイレで感知することがありますが、たまに部屋でも。ここのところ感じなかったのに、数週間前からあちこちで。別に悪さをするわけでなくて、ただ、ぞわぞわとするのです。そのぞわぞわ感、いいときもあれば、よくないときもあるので、いろいろと慎重に。
  別に霊感が強いわけではありませんが、大分、時折感じることがある程度です。

 スーパーで、松茸を見かけました。日本産で2本で8500円。果たしておいしいのかは、不明。歯ごたえ、香りを楽しむというのですが、実は、松茸にはあまり興味がないのです。嫌いではなくて、敢えて食べようと言う気がしないだけ。さざえもそう。あわびは、オイスターソースで煮たのはおいしいですが、躍り食いを食べようという気はおきません。 高級品が嫌いというわけではなくて、ただ、好物にならないだけですね。

 最近食べ過ぎなので、そろそろ抑えることに。食べるのを抑えると、体調はよくなります。当たり前ですが。

 2:30就寝、6:30起床、4:00睡眠。
  朝食、ごはん、納豆。昼食、おにぎり1個、みそ汁。夕食、ごはん、みそ汁、冷や奴、サラダ。夜食、なし。

 
前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2004,Kurokawa Takahiro All rights reserved. かくかい